日に日に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになりました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
3月からは春の魚や野菜・果物が食べられる時期です。
今回は『認知症予防に効果的な食べ物』をご紹介します。
①青魚(イワシ・サンマ・サバなど)
・青魚には「不飽和脂肪酸」が豊富に含まれており、
悪玉コレステロールを減らす働きが期待できる食材です。
※魚を毎日摂取することが難しい場合はしらす(ちりめんじゃこ)がおすすめです。
②大豆
・大豆製品には「大豆レシチン」が多く含まれており、神経伝達物質を生成する食材です。
↳この神経伝達物質が減少すると記憶力の低下をもたらすと言われています。
また、納豆に多く含まれている「ナットウキナーゼ」は
血栓ができるのを防ぐとされています。
↳血栓ができるのを防ぐことで、脳卒中などによって発症する
「血管性認知症」の予防が期待できます。
③ 野菜・果物
・緑黄色野菜は「ビタミンC」や「ビタミンE」が豊富に含まれています。
↳これらのビタミンは、血中コレステロールの値を下げたり、
血管の老化を防ぐ抗酸化作用を高めたりする働きがあるとされています。
【予防効果をより高める食事の摂り方】
「過剰摂取は控える」
・特定の成分ばかりを過剰摂取するのは、認知症予防をする上で
逆効果になる可能性があります。
※バランスの摂れた食事のなかに一工夫として、
紹介した食材を追加すると良いでしょう。
「効率の良い摂取を心がける」
・加齢とともに、1度に摂取できる食事量も徐々に減少してくる場合もあります。
↳少ない食事量でも栄養素をたくさん摂取できるように工夫が必要です。
※ポイントは1汁3菜のバランスが取れた「和食」がおすすめです。
↳和食は大豆製品や青魚などを使用するメニューも豊富で、
認知症予防に効果的な食材を効率よく摂取できます。
皆様も栄養バランスを見直しながら健康的な食事を心がけましょう。